■ 2018年夏アニメ感想のコーナー ■


アニメのコーナーらしく、GIFアニメでキャラクターを動かしてみました。
画像ファイルが全部出てくるまで、最初は少々時間がかかります。
しばらくお待ち下さい。




2018年
夏アニメ
感想
ネタバレ
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Oct.15.2018
「はねバド!」
BS11 2018年7月2日(月)AM0:00
ホームページを見ると、バドミントンで全国大会を目指す話のようです。
メインキャラの二人、天才羽咲綾乃と、努力家の荒垣なぎさが切磋琢磨して、というストーリーで、当初はネガティブなシーンから入るという、下手をすると脚本&作品離れを起こしかねない危険な入り方をしているものの、「ハイキュー!」や、「僕だけがいない街」でネガティブな入り方でも惹きつけ方が半端なかった、岸本卓さんの脚本で したが、イマイチ、羽咲綾乃が暗すぎて、ついて行けない部分がありました。
もっと早い段階で、あの暗さが「バドミントンが好き」に変わって行けたら良かったと、少々残念。
「あそびあそばせ!」
BS11 2018年7月9日(月)AM1:00
異色の新感覚アニメ、とでも言いましょうか。
コミックの方は「表紙詐欺マンガ」だそうで、一見繊細で可愛いマンガを装っていて、表紙の美少女に 釣られて期待して購入したら、中身は変顔、下ネタ、シーンがいっぱい、とか。
そう言う意味では、このアニメ、オープニング詐欺、とでも言ったら良いのでしょうか。
オープニングの、可愛い3人の美少女に釣られて本編を見たら……。
美少女達の顔をあそこまで崩して良いものか、とクレームが付きそうです。
が、今までの美少女アニメに見飽きた人達にとっては、とても新鮮に映ったかも知れません。
京都アニメーションの「日常」的な部分もあって、今季、数少ない、Blu-rayに残した作品となりました。

「ちおちゃんの通学路」
BS11 2018年7月9日(火)AM1:00
「あそびあそばせ」ほどのグロさはないものの、よくもまぁ、通学路だけでこれだけ話を 創れるものだと、2/3くらいは感心させられました。
ただ、近道のために屋根の上を歩くのは、果たして許されるものかどうか。
そのオチが、本人がそれとは気付かず出てきた所がラブホだったのには、第一話のつかみとしては上出来だった かと思います
最後の方は、ちょっとストーリー的&アニメ的にどうかと思いますが……。

「ハッピーシュガーライフ」
BS−TBS 2018年7月15日(日)AM0:00
「あそびあそばせ」は、グロさはあくまで笑いを取るための方便として使っているのに 対して、「ハッピーシュガー」は、タイトルや、表の甘々な生活とはかけ離れた、 裏のどす黒さ、暗部を嫌と言うほど見せつけられる展開になりそうです。
「戦慄の純愛サイコホラー」という、うたい文句なのですが、「サイコ」の部分は出てこなくて、 暗さだけが最後まで続いてしまいました。
でも、怖い物見たさ、でしょうか? 最後まで、観てしまったのです。

「七星のスバル」
BS−TBS 2018年7月1日(日)AM1:30
「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」をオンラインゲームの「ソードアート・オンライン」の世界でやったらこんな感じになるのでしょう。
それを知っていてこの作品を観ると、「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の部分も、「ソードアート・オンライン」の部分も消化不良で、生かし切っていない残念さがあります。
しかしこれは原作の問題であり、アニメ作品の問題ではありません。
アニメとしては二つを融合した新しい視点での作品としては、頑張って創っているのがよくわかりますし、 原作を生かし切れていないアニメ化作品が多い中、かなり善戦した言っても過言ではありません。
でも、Blu-rayに焼いて残すほどではありませんでした。

「ISLAND」
BSフジ 2018年7月4日(水)AM0:00
離れ小島にタイムトラベラーの「せつな」という名の青年が流れ着き、ホームページによると、「ある使命」以外の記憶を 失ったその青年が凛音、夏蓮、紗羅という3人の少女たちと出会い、島の未来を変えて行く……。というような内容とか。
でも、ちょっと暗すぎて、あまりそれが続くと、途中で挫折してしまうかも知れません。
全貌が明らかになったのは最終話で、もっと前からそれらしく臭わせておけば良かったのに、と思いました。

「はたらく細胞」
BS11 2018年7月8日(日)AM0:00
ヒトの身体の中の仕組みをアニメにしてしまった?
番宣を観る限り、面白そうには描いていますが、さて、その調子で1クール持たせることが出来るか!?
監督で脚本担当した鈴木健一氏の力量やいかに!?
声優さんは豪華です。
赤血球担当が花澤香菜さん、マクロファージが井上喜久子さん、制御性T細胞(Treg細胞)が早見沙織さん、 マスト細胞(肥満細胞)が川澄綾子さん、ナレーションが「地獄少女」の能登麻美子さん。
さて、これだけの名人芸をみせる声優さん達を揃え、うまく視聴者にイメージが届いてくれるでしょうか?
ただ、個人的に言わせてもらえば、人体の中に、擬人化した細胞や血球を描き、その擬人化した細胞から 出血する、と言うのは、原作に忠実なのでしょうが、いかがなものかと。
「もやしもん」のような、菌をそれらしく描く手法で出来なかったものでしょうか?

「BANANA FISH」(バナナフィッシュ)
BS11 2018年7月8日(日)AM0:00
コミックは1980年代の吉田秋生を代表する作品。
吉田秋生の40周年記念プロジェクトの一環としてフジテレビのノイタミナ枠でアニメ化したのが、このアニメです。
脚本は、「いぬやしき」や「進撃の巨人」、「亜人」を担当した、瀬古浩司さん。
こういったドロドロとした、暗い話を得意としているようです。
監督は「中二病でも恋がしたい!」の絵コンテ・演出を担当、「Free!」の監督だった、内海紘子さん。
京アニに関係した作品を多く手がけているようです。
題材的にはかなり古い作品になるし、最近ではこういったシリアス一辺倒の作品は少なく、作品としては 細かいところまで念入りに作り上げているのはよくわかるのですが、秋も続く内容だけに、一気呵成に 怒濤のような最終話、という感じにならなかったのは、吉と出るかどうか。

2018年
春アニメ
感想
ネタバレ
注意

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Jul.6.2018
「ヒナまつり」
BS-11 2018年4月7日(土)27:00
何と、予想外にも、春アニメの中で、一番、繰り返し観てしまった作品となりました。
「ヤクザ×サイキック少女のアーバンライフ・コメディー!!」とWebのトップにありますが、 それよりも作品に「妙な緩さ」加減が不思議な味を醸し出しています。
2話でサイキック・バトルを「あっち向いてホイ」でやらせてしまったり、と、意外性抜群でした。
確かに、突っ込み処は満載。
主人公ヒナのクラスメイト、三嶋瞳(c,v,本渡楓)に中学生なのにアルコールを出す バーテンダーをやらせているとか「あり得ない」話だし、学校の担任が目の前のバーテンダーが教え子なのに、 現実逃避してしまったりとか、ヒナが新田に敵対するヤクザの組を壊滅させたりと、「あり得ない」ことが一杯なのに、 なぜだか「妙な緩さ」が惹きつけます。

最大の見どころ、第3話のBパートでの瞳ちゃんがバーテンダーになってしまうお話のくだりは、声をあてている本渡楓さんの 声の演技も見事で、何度も見直しては、抱腹絶倒。
まど☆マギのような凄さはないのですが、日常的な部分で楽しませてくれるには、会話やテンポの良さなど、 脚本の基本的な部分が優れていなくてはなりません。
「みなみけ おかえり」で監督デビューした及川 啓氏は、なんと「ウマ娘 プリティーダービー」の監督でもあります。
同じ時期に2作品の監督をするなんて、しかも共に面白いとは!
脱帽です。

「ウマ娘プリティーダービー」
BS-TBS2018年4月7日(土)24:30
競馬のこと、ほとんど知らないんですけど、面白いかった!
「ヒナまつり」と同じ及川 啓さんが監督とは、驚きでした!
優勝したらセンターで歌わないといけないなんて設定、誰が考えたんでしょう?
AKB48の影響、大ですね。
スペシャルウィーク デビュー戦勝利!!!の後の、「天を仰ぐ見事な棒立ち・・・」には、久しぶりにアニメで涙ぐむほど 爆笑してしまいました。
お陰で全話、しっかり観てしまいました。

「ゴールデンカムイ」
BS11 2018年4月9日(月)25:00
原作もそろそろ終盤を迎え、アニメ化するタイミングだったのでしょうが、12話で原作最終話分までまかなえるはずもなく、 第一部として、とりあえず終了してしまったのは少々残念でした。
しかし、アイヌの生活やしきたり、日露戦争後の時代背景を、そこそこ描いていたのには感心しました。
それにしても毎回アシリパさんの変顔に拘らなくても……。

「STEINS;GATE 0(シュタインズ・ゲート ゼロ)」
BS11 2018年4月13日(金)23:00
TVQ九州放送2018年4月11日(水)26:35
シリーズ構成は前作と同じ花田十輝
2015年7月の「シュタインズ・ゲート」の再放送では、異なる世界線を舞台にした続編、この「シュタインズ・ゲート ゼロ」へと 物語がつながるように第23話のラストを改変しているほどの力の入れよう。
前作を引きずっているので、初っぱなから暗い雰囲気が漂っていて、しかも前作同様、なかなか話が進みません。
しかし内容的にはよく練られていて、13話で終わらせずに、2期連続させてくれるところは、話が途切れずに 見続けたくなる出来映えで、感心しています。

「多田くんは恋をしない」
完全新作オリジナルTVアニメーション、だそうです。
ラルセンブルクから日本にやってきた美少女留学生、「テレサ・ワーグナ」の声をあてている「石見舞菜香」さんが、とても涼やかな美声で気に入りました。
ストーリー的にはお約束の連続みたいな感じですが、テンポも良く、しっかり作られており、 結局、全部最後まで録画までして観てしまいました。
ただ、最終話の「テレサ」がラルセンブルクの王姫の立場を超えて、多田くんの所にやってくるのは、ちょっとどうかとも。

「こみっくがーるず」
漫画家を目指す少女たちを描いた、芳文社「まんがタイムきららMAX」の4コマ漫画が原作。
テンポの良さと、登場人物の可愛らしさは、「ご注文はうさぎですか?」ほど強烈ではありませんが、掛け合い漫才的部分は通じるものがありましたし、学生漫画家ならではの難しさもちゃんと描いていて好感が持てました。

「ひそねとまそたん」
BSフジ2018年4月12日(木)24:00〜
「シン・ゴジラ」の樋口真嗣総監督、 岡田麿里さんのシリーズ構成。
アニメーション制作は「エウレカセブン」シリーズのボンズが担当。
個人的には、出来れば岡田麿里さんの原作で「荒ぶる季節の乙女どもよ。」 (講談社コミックス)をアニメ化 して欲しかった。
なんたって、「花咲くいろは」の「ホビロン」ではないが、SEXを「えすいばつ」と隠語化するセンスとか、 アニメ化するにはちょっと難しいかもしれないけれど、そこを岡田麿里さん自身の脚本で乗り切って欲しいものです。
さて、本アニメの内容ですが、絵柄はイマイチだし、内容的にもそれほど興味をそそるものではありません。
が、岡田麿里さんの脚本にかかると、不思議、不思議。
ワクワク感が出てくるのです。
「ハクメイとミコチ」的な安心感とはまた違うのですが、 どこか、話の勢いとか、「リトルウィッチアカデミア」を思わせるところがあります。
しかし、数ヶ月後に突然、ひそねとまそたんが小此木榛人の前に現れるのはどうでしょう?
その非現実的な流れは、私には承服出来ませんでした。
むしろ、ヤクルト売りおばあさん、「ジョアお婆さん」役で登場した74年前のDパイの貞さんが、かつての楔女で親友だった八重の 後を追って、若い者に代わって自ら生け贄になるのでは、と想像していたのですが……。

「ヲタクに恋は難しい」
フジテレビ2018年4月12日(木)24:55
テレビ西日本2018年4月12日(木)25:55
Wikipediaの言葉を借りると、「隠れ腐女子と重度のゲームオタクの男性というオタク同士の不器用な恋愛模様」を描いているとのこと。
腐女子がメインキャラになる時代なのかも知れませんが、桃瀬成海の先輩の小柳花子にしても、登場キャラがイマイチで、まだ、 同じ<ノイタミナ>枠の「恋は雨あがりのように」のような、人間味の濃い路線の方が良かった気がします。
ハッキリ言って、面白くなかった。
もっと、実験的なアニメ、やって欲しいものです。

「あまんちゅ!〜あどばんす〜」
BS11 2018年4月10日(火)24:30
う〜ん、あの「ARIA」の第3期『ARIA The ORIGINATION』の第9話「その オレンジの風につつまれて…」のアリスちゃんの大活躍を観 た者としては、もっとのようなキャラクターを活かす話が創れたら、単なるダイビングのお話で終わらずに済んだのに、と 残念でなりません。
もっとも作者側(原作者?)もわかっていて、2話構成の不思議なお話も挟んでいましたが、「ARIA」の猫さん達のような 不気味さを伴った不思議なストーリーとまではならなかったようです。

「魔法少女 俺」
AT-X 2018年4月2日(月)22:00
TOKYO MX2018年4月2日(月)25:40
これ、けっこう面白い部分があるのは認めますが、美しくない!
やっぱり魔法少女は、美しく、可愛らしくなくては!
と、なんだかんだ言いながら、全話観てしまっての感想でした。

「銀河英雄伝説 Die Neue These」
BS11 2018年4月7日(土)25:30
とにかく、お金のかかったアニメで、画像が実に美しい!
ただ、鈴村健一さん、頑張ってはいるのですが、富山敬のヤン・ウェンリーが耳に付いているせいで、 どうも入り込めない自分がいます。
声質が似ていると言う意味では鈴村さんは選択肢として上げられても良いかも知れませんが、声的に少しルーズな面が 魅力的な山寺宏一さんだったらどうなんだろう?
なんて思ってしまいました。
しかも途中でぶち切れ終了という感じで、Die Neue Theseを歌いながら、そこまでたどり着けていなかった今期の放送に、 ちょっと不満でなりませんでした。


2018年
冬アニメ
感想
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Mar.28.2018
「宇宙よりも遠い場所」
BS11:1月2日より毎週火曜PM11:30〜
女子高生が南極に行くお話です。ただそれだけ。
いやいや、そう簡単な話ではなく、とんでもない困難が付きまとうのですが、南極で消息を絶った 小淵沢報瀬(c.v.花澤香菜)の母親、貴子と絡ませ、テンポの良さと、グイグイ話を持って行って惹きつける 展開のさせ方は、シリーズ構成・脚本の花田十輝さんの手腕が光っているかと思います。
さすが、「中二病でも恋がしたい!」や「ノーゲーム・ノーライフ」の花田さんです。
中でも12話の、母親へ宛てた報瀬の「Dear お母さん」のメールが未読で次々と画面に現れていき、 未読:1000を超えてさらに重ねていくシーンは、観ているこちらまでもらい泣きしてしまいそうなくらい、見事でした。

こんなに一部のシーンだけを繰り返し見たのは、まど☆マギの「暁美 ほむら」ちゃんが「鹿目 まどか」 を救うべく、何度も何度も時間を遡って、やり直した行為が、彼女の意に反し、「鹿目 まどか」を 最高の魔法少女にして最悪の魔女となる素質を与える結果になってしまって、10話のエンディングが いつもはオープニングの「コネクト」になって、1話のシーンに戻るという、あのループで私を虜に してしまった「まど☆マギ」以来です。

恐らく、ここ数年の中で一番のシーンかと思います。
メールの未読シーンをこういう使い方をしてここまで見事な効果を上げるとは、脚本の花田十輝さん、 さすがです!

報瀬の声をあてた花澤香菜さんの演技力も抜群でした。化物語の千石撫子といい、「サイコパス」の 常守朱監視官といい、ほんと、脱帽です。
それにしても、最初は玉木マリが主人公と思っていたんですが、中盤から小淵沢報瀬の存在が4人の中でも 抜きん出ていて、エンディングの名前の順番、入れ替えた方が良いかも、なんて思ってしまいました。

ここで耳寄りな情報を!
BS211で4月3日25:00(4日早朝AM1:00)から再放送があります!!
ぜひ、ご覧下さい。特に12話は必見です。

「ラーメン大好き小泉さん」
BS-11:2018年1月4日より毎週金曜AM1:00〜
いやぁ、これだけ美味しそうにラーメンを食べるアニメって、そうそうないでしょう。
美味しそうに食べる仕草にどれだけ拘っているか……。
「だがしかし」風に、単にラーメンの違いを説明に終始せず、都内の一部限定の話題にしなかったのには感心。
でも、毎度思うのですが、こういうのって、実写でやったら、と思ったら、なんとあったとの情報が!
早見あかり主演で、2016年末スペシャルとして、一年以上前の12月29日24:35〜「ラーメン大好き小泉さん」(実写版)
内容は悲惨だったそうなので、観るつもりはないのですが、HPを観る限り、もうちょっと可愛い年少の 役者さんを使うべきだったかと。
例えば、「風の中の少女」の頃の武井咲さんのような雰囲気の少女が、長い髪を掻き分け、恍惚として スープを飲み干すシーンを想像すると、思わず涎が出そうです。
あるいは、いっそのこと、主役の小泉さんのc.v.の竹達 彩奈さんが演った方が良かったのでは?
ま、そういう点では、アニメは原作者、あるいはキャラデザのイメージで作り上げることが出来るので、 便利ですよね。

「ゆるキャン」
BS11 2018年1月5日(土)より毎週金曜AM1:30〜
本栖湖で秋〜冬に女の子が一人、ソロで夜キャンプするなんて、通常、ありえません。
本当に夜、寒いんですよ! 元、山梨県身延在住で、冬山登山もしていた私が言うのですから……。
で、たき火は必ず、周囲を石で囲いましょう。
山おろしの風で薪ごと飛ばされてしまいます!
さらには、南部町から本栖湖まで、いかに私が大学時代の体力全盛期であったとしても、通常のサイクリング用自転車では登れません。

話の展開としては、1話目にはなかった「ワクワク感」が、2話目以降に出てきたのには驚きました。
学校とサークルを絡めると話が広がりますよね。
かつて山梨県に住み、身延町在住時には、本当によく遊びに行っていた、富士五湖。
逆さ富士なんて見飽きるほど観ていたし、冬はワカサギ釣ってその場で天ぷらにして食べてたし、 青木ヶ原樹海だって簡単に走破できちゃうくらい馴染んでしまった場所がアニメになるなんて、 なんだか不思議な気分です。

アニメに出てくる「スキレット」、思わず釣られて買っちゃいました。
スノーピーク(snow peak)「和鉄ダッチオーブン」は、ファミリー向けで高価ですが、 スノーピーク(snow peak)「コロダッチオーバル」は、一人で調理するにも、もってこいです。
snowpeak 「焚火台L 焼網+鋳鉄グリドル」セットは、地面に直置きにせずにたき火が出来る優れものですが、 非常に高価。でも、snow peakはモノが良いので、長く使えます。
三脚で吊してたき火で作る「鍋料理」、良いですよ!

「IREGRO ウッドストーブ五徳コンロ 焚火台」は、小型軽量で、コンパクトに収納出来て、 ガスを使わず、木の切れ端でたき火が出来る、優れものです。
アニメの中に出てきた、値段の安い焚き火台は、おそらく「BUNDOK(バンドック) 焚火 スタンド ハンディ BD-480 収納ケース付 折りたたみ 44cm収納」でしょう。たき火する部分が金属網で出来ていて、小型軽量、 携帯も可能です。
釣られてこれも買っちゃいました。
最初の頃に出てきた、コンパクト焚き火台は「笑's コンパクト焚き火グリル B-6君」でしょう。
ソロキャンプなら、これで暖を取ることはもちろん、バーベキューが楽しめます!

「刀使ノ巫女」
BS11:1月7日より毎週月曜AM1:00〜
番宣のHPの原作者の絵が下手!
それにしても、この手のアニメ、毎期毎期、まぁ、よく、手を替え品を替え、出てくるものですね。
個人的には、「とある科学の超電磁砲」の 「ラストオーダー」が活躍する場面を観たかったのですが……。
内容としては、もっと個々の戦いを念入りに描いて欲しい気がします。
それに、十条姫和(ひより)が当主の折神を襲う伏線は、もう少し初回から見せておくべきかと思います。
メインキャラの衛藤可奈美のcv、本渡楓さんが、まるで花澤香菜風な声で驚きました。

「カードキャプターさくら クリアカード編」
BSプレミアム:1月7日より毎週日曜AM7:30〜
1998年の初回クロウカード編から、声優さんが変わっていない、というのは驚異的!
でもって、中身は同じ路線。逆に言うと、目新しさがありません。
それを第2話以降、どのように発展させるのか、製作者の腕の見せ所というところでしょうか。
本格的に話が進展するのは、春以降、でしょうか。

「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」
BS11 2018年1月12日(金) AM0:00〜
監督:石立太一
シリーズ構成:吉田玲子
キャラクターデザイン:高瀬亜貴子
アニメーション制作:京都アニメーション
絵柄も綺麗で、今期、ナンバーワンと言って良いかと思いますが、何ぶんにもテーマがシリアスで、 「中二病」で経験した、あの、「ワクワク感」に乏しいのが残念。
全体に暗すぎるんですよね。
私なら、戦争で敵国に捕らわれた重傷で記憶を無くしたの少佐が、ヴァイオレットの手紙で記憶を 取り戻していく話にして、救いのある結末にするところですが……。

「からかい上手の高木さん」
BS11:1月10日より毎週水曜 AM1:30〜
絵柄がイマイチだし、4コマ漫画的展開なので、ほとんどセリフはたった一人の、花澤香菜さんが声を あてていた、関くんの隣の席の「横井 るみ」ちゃんだけの、「となりの関くん」のようなワクワク感が ありません。
シリーズ構成が横手美智子さんだけあって、テンポと絡みの良さは見事。
最後は高木さんの、西片に対する想いのシーンがありましたが、もう少し途中で二人の人間関係が 進展する場面があっても良かったかと思います。
ただ、それは原作との絡みがあって、難しかったのかも知れませんが……。

「メルヘン・メドヘン」
BS11 毎週金曜 AM2:00〜
「本」を読む楽しみ、「本」の世界への傾倒がうまく描かれていて、キャラはみんなけっこう可愛いので、 最終話まで見てしまいそうです。
テンポも良く、学園モノ的範疇ですが、少しふくよかな体躯の主人公「鍵村葉月」ちゃん、ちょっと好みだったりします。

「りゅうおうのおしごと!」
BSフジ 2018年1月9日(火曜) AM0:30〜
16歳にして将棋界の最強タイトル保持者「竜王」となった九頭竜八一、って、本当にそんなことが起こりそうな、今日、この頃です。
しかし、そこに小三の女の子が押しかけて弟子にしろって、いったい……。
二人の小三の弟子に言い寄られる「龍王」って、まったく……。

「恋は雨上がりのように」
フジテレビ系“ノイタミナ”2018年1月12日より毎週金曜AM0:55〜
これ、ファミレス・アニメなんですが、別にアニメじゃなくても、実写でも良いじゃん、と 思ってしまうほど、中身は普通で、「WORKING!」のような衝撃的な突拍子もない事件は起こりません。
ノイタミナ枠の作品は、ある一定レベル以上の水準を持つアニメが多いだけに、「まど☆マギ」とは 言いませんが、もっとインパクトのある作品が放送されて欲しいものです。

「ハクメイとミコチ」
BS11 毎週金曜 PM11:00〜
これ、「大人のための動く絵本」です。
そんなに面白いわけでもないのですが、じわじわくる、安心感と言うか、ホッとする感覚は、 最近のアニメにはみられない作風です。
けっこうこういうアニメ、好きです。
加えて、ミコチの声優(下地 紫野:しもじ しの)さん、時々、語尾が凄く色っぽくて……。
それに身長が9cmの「こびと」だったとは。
さらに言うと、「ハクメイ」が最初は男のだと思っていたのが、実は女の子だったとは!
で、最後まで毎回楽しみに観ることでしょう。
さらに、こういうストーリーなら、続編もレベルを落とさずに続けられそうで、続きを期待しています。
2017年
秋アニメ
感想
ネタバレ
注意

Last update
Dec.30.2017
2017年秋アニメは少し見所のある作品がありました。

「魔法使いの嫁」
まだ世界観の描き方が不足していて、どっぷりはまって観るほどには至っていませんが、 絵柄の美しさは群を抜いています。
少女の感情の動きの描き方は、絵柄的に表情でもう少し描き分けても良い様に思いました。
まだ続きがあるので、最終的にはどうなるかは分かりませんが、2017年秋アニメのトップ3の一角であることは 間違いないでしょう。

「クジラの子らは砂上に歌う」
世界観という点では、こちらはきちんと描かれていていたのですが、中途半端に終わってしまって、 これからどうなるのか、というのが気になるところ。
おそらく2クール目があるのでしょう。

「3月のライオン」
のっけから川本家の、あかりちゃんの虐め問題から入ったので、ちょっと戸惑いました。
で、2018年の2クール後半も、あかりちゃん虐め問題が重くのしかかってきて、ちょっと食傷気味。
もう少し、将棋を中心に、棋士達の人間模様を詳しく描いて欲しかったのですが、まだ継続中。
二海堂晴信がもっと絡んできて、活躍して欲しいものです。
島田八段は、良い味出していると思います。

「少女週末旅行」
淡々として、大きな事件が起こるわけでもなく、最終回にちょっと山場をみせるだけ、と言い切って しまいたくなるのですが、なぜか最終回まで、毎回、楽しみに観てしまいました。
メインキャラの二人の作画は簡略化して描き込んではいませんが、背景はもの凄い。
そして音響、音楽、サウンド面も驚異的です。音だけでも楽しめるほど。
異世界という訳ではありませんが、現在の世界の行き着く先と、たった少女二人だけでも逞しく生きていく 姿を見ていると、不思議な気分になってしまいます。

「宝石の国」
宝石が人型となって動くという、この奇妙さ。
宝石の特徴が、人物?の特性となっている面白さはあるのですが、話が進まず、疑問も 解明されず、終わってしまいました。
2クール目があるのでしょうか?

「妹さえいればいい」
エロマンガ先生の後にこの作品というのは、ちょっと評価的に難しい面もあります。
途中で話の腰を折るゲームの話が出てくるのが残念。しかもそれを生かし切っていない。
もっとアニメ化の時の苦労やドタバタ騒ぎなど、ネタはいっぱいあると思うのですが。

「ブレンドS」
このテの作品では、「ごちうさ(ご注文はうさぎですか?)」があまりにもダントツ過ぎて、 後に出てくる作品が可哀想なくらいです。
でも、けっこう頑張った方かと思います。

「このはな綺譚」
旅館モノでは、「明」と「暗」を使い分け、「ほびろん」で一気に親しみが湧いた「花咲くいろは」が 秀逸だっただけに、期待しすぎる部分もあって、ちょっと損した作品かも知れません。
でも、「魔法嫁」を凌ぐ作画レベルは、予定調和的話の内容もあって、安心感がありました。


2017年
夏アニメ
情報
ネタバレ
注意

Last update
Dec.30.2017
2017年夏アニメは残念ながら豊作とは行きませんでした。

「ボールルームへようこそ」
BS11 2017年7月9日 23:30〜
まるで「ユーリ!!! ON ICE」のダンス版。
一期目はワクワクして見続けさせる何かを持っていて、けっこう見させてくれました。
残念ながら、Blu-rayに残すほどではありませんでしたが。

「プリンセス・プリンシパル」
BS11 7月12日 0:30〜
これは「ジョーカー・ゲーム」の女の子版のような感じですが、もっとスケールが大きい作品です。
世界観と登場人物の立ち位置が微妙だったり、スパイ物としてはテンポも良く、けっこう楽しめ、 録画して残した、今シーズンとしては数少ない作品の一つ。

「恋と嘘」
BS11 7月4日 0:00〜
政府通知で結婚相手を決められてしまうという設定はちょっと強引すぎるというか、 それを逆手にとった面白さが出れば良いのですが。さすがにそこまで到達出来ず仕舞い。
絵柄が幼稚すぎるのも難点。
政府通知の相手、真田莉々奈が根島由佳吏のファーストキスの相手、高崎美咲と根島由佳吏をめぐって やり合うのでしょうが、両思いの高崎美咲と結ばれるのではなく、政府通知の真田莉々奈と最終的に結ばれるストーリーならば、面白さが出てきた可能性も。
その際、政府通知がどのようにして二人を選び出すのか、そのシステムや方法を説明する展開なら、 ちょっとサイコパス的な部分も出てきて、面白かったかも。絵柄的に録画して保存する気にはあまりなれませんでした。

同じ頃、AT-Xで「あの夏で待ってる」をやっていたのですが、こっちの方が断然面白いし、 絵柄も素晴らしい!
今のアニメに欠けているのは、表情の描き方が単調過ぎることでしょうか。
「あの夏・・・」は、微妙な表情とか、コロコロ変化するところを、実に細かく描いていて、 「最優先事項」と茶化してみたり、ストーリー以外でも楽しめる部分があったりします。

こんな感じで終わってしまいました。
2017年
春アニメ
感想
ネタバレ
注意

Last update
Jul.17.2017
2017年春アニメはそこそこ豊作でしたが、録画して繰り返し観るものは少なかったですね。

「進撃の巨人」
シーズン2で中だるみするかと思いきや、謎解きの部分が入ってきたので、 もっと期待していたのですが、次のシーズンへの橋渡し的な中身がメインだったのが残念。
でも、最終章への役割は十分果たしたかと。

「エロ漫画先生」
「進撃の巨人」とは対極の、脊髄反射で楽しめるアニメで、楽しめるという意味では、 今期ナンバーワンと言っても過言ではありません。
原作者の妹シリーズ、よくもまぁ、あの手この手で書けるものです。
エンディングでは、Tシャツ姿の紗霧が、パンツはいているのか、はいていないのなら、どこまで見えるのか、 興味津々でしたが、楽しげな紗霧が、本編を見終わってもさらに魅了してくれるのがなんとも嬉しいでは ありませんか。
それでいて、10話の千寿ムラマサの水着姿まで見せてくれるとは、サービス精神もここに極まれり!
ただ、中学生という千寿ムラマサ先生の設定にはちょっと無理がありそう。
しかも正宗のファンだったという点はちょっと意外な感じで、せっかくなら紗霧と、もっと バトルさせてみたら良かったかも。
最も残念なのは、紗霧まで、正宗のファンだったことになってしまう締めくくり方。
これが無ければ、今年観た中では、ダントツで面白い、と太鼓判押せたかも知れません。

「月がきれい」
静かな青春アニメですが、登場人物の心理描写が丁寧に描かれているので好感が持てました。
あだち充風のキャラが目を惹きましたが、まったりとした内容で、時間がゆっくり過ぎていく感じが 他のアニメと大きく違うところでしょう。
ただ、その分、間延びし過ぎる部分が目についてしまって、もったいない気がしました。
せっかくなら、高校時代の遠距離恋愛の苦労部分をエンディングで一気にではなく、後半のBパートを全部使って、 もう少しじっくり見せてもらった方が良かった気がします。

「サクラクエスト」
下手をすると駄作になっちゃうところを、「花咲くいろは」と 「ロコドルやってみた」のいいとこ取りのような内容で、それなりに見せてくれました。
ただ、内容的に二番煎じ的で、ちょっと単調だったかも。「ホビロン」的名台詞もないし・・・・・・。
もっと恋バナ等、混ぜてみたら良かったように思います。
第二部に引っ張って行って間延びしてしまわないか、ちょっと心配です。

「アリスと蔵六」
能力者と一般人の組み合わせが新鮮だったのに、一般人の年配者である蔵六を イマイチ生かし切れなかったのが残念。
年寄りを出したからには、物忘れすること、相手に説明せずに「いつもの」「あれ」だけで 話が通じてしまうこと等を活かして能力者を混乱させたり、動作が遅いのすらも若い能力者が タイミング合わせられなくて、自滅させてしまうことなど、いろいろ面白い使い方(失礼!)が あったかと思います。

「正解するカド」
新しいアニメの手法、展開が見られるので、ちょっと楽しみでしたが、 CGのかませかたも上手だっただけに、徭沙羅花が「異方存在」であるこの世界(繭)の管理者だったという伏線が 感じられないまま、突然、指輪が砕けて覚醒し、ヤハクィザシュニナに対抗する力の持ち主になるのは、 ちょっとやり過ぎかも。
さらには、幸路朗と沙羅花が結婚して、その娘、幸花が誕生してヤハクィザシュニナを超える次元の 持ち主となるという、ちょっと強引な展開は、意表を突きたかったのでしょうが、さすがにちょっと異和感を覚えました。
脚本側でもう少し調整すべきだったと思います。

「ひなこのーと」
当初「ごちうさ」の再来を思わせる雰囲気がありましたが、上がり症の 案山子に拘りすぎて、面白さを半減していたようです。
もっと、お芝居の面白さを画面で伝えることが出来れば良かったのですが。

Re:CREATORS(レクリエイターズ)
アニメの世界のキャラが現実世界に飛び込んできてしまう話です。
世界観が今一歩ですが、今までにないパターンで、第二部はどのようにして締めくくるのか、興味があります。

「つぐもも」
ありきたりな登場、単調な内容でしたが、まぁ、うまくまとめたか方かと思います。
もっと恋愛をからませてみたら良かった気がします。

「終末なにしてますか?・・・・・・」(タイトル長!)
最初に主人公が15歳で死ぬことを最初に宣言して話が 始まるという、ちょっとアニメでは掟破りの設定でしたが、終わってみたら、「だから何?」という 感じが残念でなりません。

「サクラダリセット」
最近の「リセット物」を突き詰めて行けば、こういう作品になるのか、という感じの アニメでしたが、ちょっとシリアス過ぎる場面が多かったのと、リセットし過ぎて展開がゴチャゴチャに なってしまって、ついて行けなかった部分もあります。
しかも最近、この手のリセット物が多すぎて、少々、食傷気味です。

他にも「夏目友人帳 陸」ノイタミナ枠の「冴えない彼女の育てかたb」に加え、BSフジが始めたノイタミナ風の <アニメギルド>「ゼロから始める魔法の書」は、そこそこ楽しめましたし、さらにはNHKの 「アトム ザ・ビギニング」は、アトムを知らなくても、そこそこ楽しめましたが、もう少しスッキリ終わらせて やった方が良かったかも。

連載:小原篤のアニマゲ丼
「ロリータ娘とジジイのエプロン(小原篤のアニマゲ丼)」
の寸評が秀逸です












「サイコパス1&2」
放送:第1期2012年10月〜2013年3月、第2期2014年10月〜12月
制作会社が第1期はProduction IGで総監督が実写TVドラマ「踊る大捜査線」の本広克行氏、監督が塩谷直義氏、脚本が虚淵玄、深見真、高羽彩の3氏。
第1期は新編集版として全11話に集約し、2014年7月〜9月放送
制作会社はタツノコプロに。
第2期は制作会社がタツノコプロに。監督が塩谷直義氏、シリーズ構成が冲方丁氏、脚本も熊谷純氏 となったのに、第1期の絵柄、雰囲気をちゃんと引き継いでいるのはさすが!
「シビュラシステム」が統括する近未来を舞台に、厚生省管轄の警察組織「公安局」の刑事が「ドミネーター」という 特殊な拳銃で犯罪係数を元に治安活動を行うストーリーなのだけれど、緊張感が半端ない。とても アニメで終わらせたくない世界観が秀逸だった。
中でも花澤香菜さんが声をあてた常守 朱(つねもり あかね)監視官は見事!
化物語の千石撫子といい、本当に花澤香菜さんは芸達者で頭が下がります。

「ご注文はうさぎですか?」「ご注文はうさぎですか??」(略称:ごちうさ)
放送:第一期 2014年4月〜6月、第二期2015年10月〜12月 TOKYO MX,BS11他
まぁ、なんと言いますか、脊髄反射で可愛らしさと会話の応酬を楽しむアニメです。(^^;
ある意味、何も起きないという点では「けいおん!」以上です。
それでも、「けいおん!」以上にワクワク感をもって観ることが出来るアニメというのは、凄すぎる!
「まど☆マギ」とは、180度違う路線で、こんなにも楽しませてくれるなんて、本当に見事、です。
脚本&シリーズ構成のふでやすかずゆきさんに、脱帽です。
第二期もそのパワフルさ、負けていません。凄いものです。

「魔法少女まどか☆マギカ」
放送:2011年1月7日 - 4月22日 TBS他
311震災の影響で放送が延期になってしまって、ちゃんと全話放送されるのか、気を揉んだ作品。
主役級の巴マミが3話の最後近くで魔女に殺されてしまって、ほむらちゃんは悪役っぽく登場するし、 どう話をまとめるんだろう、ほむらちゃんが巴マミの代わりにまどかをサポートする役に回るのかな、 くらいに最初は考えていました。

10話でまどかのために同じ時間の平行世界を何度も繰り返しやり直すほむらちゃんの過去が語られ、 その10話のエンディングがいつもはオープニングの「コネクト」になって、1話のシーンに戻るという、 実に手の込んだ、ニクイ演出はさすが!
しかし、それ以上に、最終話の見事な納め方は、10年に一度のアニメ、アニメの金字塔と言われるのが 過言ではない、ということを観れば観るほど、実感してしまいます。

「アニメ 獣の奏者エリン」
放送:2009年1月10日 - 2009年12月26日 NHK教育テレビ
原作者の上橋菜穂子さんは、この作品の他「守人シリーズ」で、児童文学のノーベル賞とでも言うべき、 「国際アンデルセン賞」を受賞しています。
ファンタジー文学に分類されていますが、単なるファンタジーでは済まない、とても奥行きのある 作品で、その世界観の構築の見事さに、ため息が出てしまうほど。

そしてその原作の世界観を見事に映像化した、Production I.Gとトランス・アーツにこれまた脱帽です。
さすが、攻殻機動隊のProduction I.Gと、改めて感心。
エリンの声をあてた星井七瀬さん、そんなに達者な人じゃないのだけれど、とても雰囲気が あって、気に入っちゃいました。
母親のソヨンが原作のイメージと少し違って、子供の「ジェシ」がほんのわずかしか顔を見せなかったのは 残念ですが、続編を作ってもらうにはあまりにも心痛むその後の話に、原作を最後まで読んだ者としては、 あそこで止めてもらっておいて良かったのかも、と思っています。

「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」
通称第一シリーズと言われ、神山健治監督による作品です。
2002年10月から SKY PerfecTV! のペイ・パー・ビューで放送され、2004年には
日本テレビ系列数局で放送されていて、「笑い男事件」がメインですが、さらに
第2シリーズとして、攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG が放送され、こちらも好評でした。
ちょっとシリアス過ぎるきらいがありますが、世界観も含め、なかなか良くできた
作品だと思います。

2013年夏公開から半年ごと上映される劇場版「ARISE」は草薙素子が公安9課にスカウトされる前の話ですが、 映像レベルが格段に落ちて、凜として気品もあった課長の荒巻は、本当に猿のような顔立ちになってしまってガッカリでした。

「とある科学の超電磁砲」
「とある魔術の禁書目録」のスピンオフ作品で、正式なタイトル名は「とある魔術の禁書目録外伝 とある科学の超電磁砲」ということですが、スピンオフなんてとんでもない!
個人的には、「とある魔術の禁書目録」を凌駕する作品だと思っています。
超電磁砲(レールガン)を能力に持つ御坂美琴を中心に、そのコピーである、ミサカ妹達のストーリーがしっかり描かれていて、見応えがあります。
しかし、期待したラストオーダーが出てこないので、ガッカリ。
生命について、深く考えさせられる作品に仕上がっています。
世界観も見事でした。
画のクォリティーはかなりのものがあります。背景の手を抜かない、という点でも凄いかも知れません。

「ガールズ&パンツァー」
女子高生が「戦車道」って、いったい何?
なんで第二次世界大戦の戦車で戦うの?
なんて、下らない突っ込みは置いといて、とにかく楽しめる作品。
アニメらしく戦車を動かすことだけに留まらず、ストーリー的にもしっかりしたものがあるので、 繰り返し観たくなります。

「中二病でも恋がしたい」
京都アニメーション(京アニ)の最近作の中では、代表作と言っても良い作品でしょう。
後半はちょっと中二病らしさが活かせなくて、お涙ちょうだいで、ダレてしまったのが残念!

「神さまのいないない日曜日」
特に「死の谷」編は世界観をうまく描き出していて、見事でした。
それ以降は普通のレベルですが、この「死の谷」編だけは、もっと語り継がれても良いかと思います。

「鋼の錬金術師」
世界観を実にうまく描き出していて、秀逸。ちょっと真似、出来ませんね。
子供の心情をこれくらいうまく描くのは、アニメではスタジオジブリの系列 くらいかと思っていましたが、あいまいさを徹底的に排除して、描ききった ところは見事です。

「蟲師」
原作のコミックの雰囲気を実に静かに淡々と、それでいて音響にもこだわった作品となっています。
映像美的にも見事なシーンが所々に見られます。

「新世紀エヴァンゲリオン」
原作がGAINAXで、アニメ製作がタツノコプロがメインというのは意外でした。
まぁ、語るまでもなく、1995年を代表するアニメ作品。
庵野秀明監督の名を不動のものとした作品でもあります。
放映20年を過ぎても話題に上るのは、劇場版作品を作り続けたこともあるでしょうが、 内容的にもとてもNHKが再放送を放映するとは思えないほど残酷で、示唆に満ちた 作品でした。

「スクールランブル」
久しぶりに底抜けに楽しめるアニメでした。もう、みんな可愛いのなんのって、 年賀状にさっそく使っちゃいました。個人的には胸の大きな保健室の先生 (養護教諭)がもっと活躍して欲しかったなぁ。

「バトルアスリーテス大運動会」(テレビ東京)
「トップをねらえ」の上を行くハチャメチャさで、とにかく楽しめる作品で した。最終回は、ま、こんなものか、という程度でしたが(^^;

「子供のおもちゃ」(テレビ東京)
小学生編が見事だっただけに、中学生編はちょっと物足りない気がしますが、 テンポの良さをこれほど活かした作品はないでしょう。
内容的にもけっこうシリアスなのですが、それを感じさせないあたりはさすが。

「吸血姫美夕」(テレビ東京)
OVAで評判だったアニメですが、テレビシリーズは、ちょっとテンションが 当初は確かに落ちていました。しかし、最終話付近の見事さは、OVAを超えて いると言っても良いかも。

「lain」
コンピューターネットワークの「ワイヤード」と現実世界の「リアルワールド」、 その境界が崩れて来つつある世界を、ナビ(コンピューターのこと)がなくてもワ イヤードにコンタクト出来る能力を持ったlain(レイン)という少女を通して克明に 描こうとした意欲作。
「ワイヤードに於ける神の存在」「君はどこでいつ生まれたのか? 父・母・姉 本当に父・母・姉なのか?」等々、魅惑的なセリフがたくさん。
確かに物語的には面白味に欠ける部分がありますが、演出や画面構成の素晴らしさ には、本当に脱帽させられる出来映えです。
なお、このアニメのエンディングの後に「ウエザー・ブレイク」というのがあり、 その直前にひとコマだけ、手描きのlainが登場します。第5話の「ザ・直訳!  お天気、壊れてる?」の、ちょっと物憂げな照る照る坊主付きの傘をさしたlain、 とっても素敵でした! あのlainを見て「壊れちゃった」方々が続出したとか。
わかるような気がします(^^;
尻すぼみに終わってしまったのが、何とも残念ですが、新たなアニメの可能性を 見せてくれた作品でした。

「TRIGUN」
拳銃を正確無比にぶっ放す超人的な主人公。でも「るろうに剣心」の「殺さず」の 心で立ち向かっていく様は、時として滑稽でもあります。
ちなみに保険会社の二人の女性の内、私は「おっきいお姉ちゃん」が大好きです(^^)

「カードキャプター・さくら」(NHK教育)
かつてBS2で放送、その後教育テレビに移って放送されました。
キャラクターの可愛らしさではダントツで、思わず「はにゃ〜ん」となること 請け合いです。画がとにかく丁寧で、けっこう細かく描き込んでいるのが凄いです。

「天空のエスカフローネ」
1996年と、かなり昔の作品ですが、少女アニメにロボットアニメを取り込んで、見事な世界観を 見せてくれる作品です。
菅野よう子、溝口肇さんによる音楽がまたこれが見事で、聴き応えがあるとともに、 声優で歌手の坂本真綾さんのデビュー作でもあります。

「機動戦艦ナデシコ」
「エヴァ」の綾波レイも良いけど、ナデシコのルリちゃん、良いわぁ……。
特に、第5話の「いっぱいお葬式」やる回と、ルリちゃんが突然歌い出す第19話、 そして極めつけが23話の、「はい、ルリです。ニャオン」。
これには参りました(^^;
劇場版のルリちゃん、なんと国土交通省のシートベルトのモデルとしても描かれていたこと、 意外にも知られていません。

「少女革命ウテナ」
エヴァのスタッフが関わっているだけあって、総集編の魅せ方と心の内面の描き方は抜群でした。
まだよく理解できていない部分もありますが、こういう作品はアニメならでは、と言えるのかも。

「LEGEND OF BASARA」(テレビ神奈川,千葉テレビ)
近未来の荒廃した中国地方に題材を得て、少女マンガが原作とは思えない 出来映えで、主人公の二人のすれ違いと対立がなかなか良く描けていました。
視聴率が悪かったのか、突然打ち切られたのが何とも残念。

「東京ミュウミュウ」
猫版セーラームーンという説もありますが、なにしろ楽しい。
んでもって、エンディングの羽目の外し方は最高!

「その他」
「怪盗セイントテール」や、昔の作品では、「宇宙戦艦ヤマト」「ガンダム」「コナン」「ミンキーモモ」 「ふしぎの海のナディア」「赤ずきんチャチャ」等も好きでした。

もののけ姫

「もののけ姫」、早速1997年7月16日に観て参りました。
結局のところ宮崎監督は、「ナウシカに始まりナウシカに帰る」のだということ、実感致しました。
もちろん、宮崎監督が最初にタッチしたアニメは「太陽の王子ホルスの大冒険」 であるのは間違いないことで、現にホルスに出てきた銀色狼が、 形を変えて出てきますし、NHKの「コナン」も名作だったことは認めますが ライフワークと言えるのは、やはり「ナウシカ」だったのでしょう。
さすがなのは、ナウシカそのままの続編を作らず、形を変えて日本にマッチした 形でナウシカのメッセージを託し、ナウシカでやり遂げられなかった内容に 一応の終止符を打ったこと。
残念なのは、本来は出雲産鉄民族に関係しているダイダラボッチを森の神様に してしまったこと。
出雲神話をもう少し詳細に検討すれば、あのような設定にはならなかったと 思いますが、あのような形にしなければ、「もののけ姫」の話は完結しなかった ことを考えると、致し方なかったのかも知れません。
それにしてもほんと、クシャナ殿下は出てくるし、ある意味ではダイダラボッチは 巨神兵だし、王蟲は猪に形を変えて出てくるし、よっぽど宮崎監督って、頭の中は ナウシカなんでしょうね。作品全体に「アシタカ」のイメージが支配的なので、 タイトルを「もののけ姫」ではなく、「アシタカ物語」にでもした方が良いかな、 なんて思ったのは、私だけでしょうか?
ところで、この作品に出てくるダイダラボッチやタタラなど、産鉄民族に由来する ものは、元を辿れば古代出雲の歴史に行き着きます。
これは私の専門分野でもありますので、「お仕事集」に 「古代出雲の歴史」 をかいつまんで書いてみることに致します。
興味のある方は、色が変わっているところをクリックして下さいね。
(Last update 1997.7.20)

アニメ関連リンク集

(Link date 05/12/1998)

アニメ関係の話ならお任せの、うえだまゆみ様のホームページです。NIFTY-Serveのフォーラム、FAVでもご活躍で、 録音関係の話題やとっても面白いリンクが見もの。新たにWebアニメーションのコーナーも出来て、 インターネット上でアニメが見られる様になりました!

遊び猫・ホームページ
(Link date 04/24/1997)

せらむんの火野レイちゃんが大好きな、遊び猫さんのホームページ。

無双小天地・ホームページ"
(Link date 12/01/1998)

無双小天地さんのホームページです。コミケやコスプレの情報が満載! なかなか奥深くて飽きさせません。

テレビ東京・アニメ
(Link date 12/31/1999)

テレビ東京で放映中のアニメの総合ホームページです。現在毎週水曜日夜6:00〜6:30にテレビ東京系で放送している、 「無限のリヴァイアス」の公式ホームページ等にも行けます。他にもいっぱいアニメがあって、スタッフ名や放送分の ストーリーのあらすじが載っていて、見だすと時間がいくらあっても足りません!

タツノコプロ
(Link date 02/17/2000)

懐かしい、タイムボカンシリーズが17年ぶりに復活! 最新情報を載せたホームページです。他にもガッチャマンなどの昔懐かしい アニメの情報が載っていて、とっても楽しめます。

スタジオジブリ
(Link date 02/17/2000)

ナウシカにトトロの、スタジオジブリのホームページです。「ゲド戦記」の最新情報もあります。一見の価値あり!

ガイナックス
(Link date 02/17/2000)

エヴァでおなじみの、ガイナックスのホームページです!
個人的にはナディアの方が好きでしたが…。

「伝心 まもって守護月天・ホームページ」
(Link date 03/20/2000)

離珠ちゃんが、両脇で降ってくる、恐るべきホームページです(^^; とっても離珠ちゃんが、可愛いっっっ!


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