■ 2018年春アニメ感想のコーナー ■


アニメのコーナーらしく、GIFアニメでキャラクターを動かしてみました。
画像ファイルが全部出てくるまで、最初は少々時間がかかります。
しばらくお待ち下さい。




2018年
春アニメ
感想
ネタバレ
注意

Last update
Jul.6.2018
「ヒナまつり」
BS-11 2018年4月7日(土)27:00
何と、予想外にも、春アニメの中で、一番、繰り返し観てしまった作品となりました。
「ヤクザ×サイキック少女のアーバンライフ・コメディー!!」とWebのトップにありますが、 それよりも作品に「妙な緩さ」加減が不思議な味を醸し出しています。
2話でサイキック・バトルを「あっち向いてホイ」でやらせてしまったり、と、意外性抜群でした。
確かに、突っ込み処は満載。
主人公ヒナのクラスメイト、三嶋瞳(c,v,本渡楓)に中学生なのにアルコールを出す バーテンダーをやらせているとか「あり得ない」話だし、学校の担任が目の前のバーテンダーが教え子なのに、 現実逃避してしまったりとか、ヒナが新田に敵対するヤクザの組を壊滅させたりと、「あり得ない」ことが一杯なのに、 なぜだか「妙な緩さ」が惹きつけます。

最大の見どころ、第3話のBパートでの瞳ちゃんがバーテンダーになってしまうお話のくだりは、声をあてている本渡楓さんの 声の演技も見事で、何度も見直しては、抱腹絶倒。
まど☆マギのような凄さはないのですが、日常的な部分で楽しませてくれるには、会話やテンポの良さなど、 脚本の基本的な部分が優れていなくてはなりません。
「みなみけ おかえり」で監督デビューした及川 啓氏は、なんと「ウマ娘 プリティーダービー」の監督でもあります。
同じ時期に2作品の監督をするなんて、しかも共に面白いとは!
脱帽です。

「ウマ娘プリティーダービー」
BS-TBS2018年4月7日(土)24:30
競馬のこと、ほとんど知らないんですけど、面白いかった!
「ヒナまつり」と同じ及川 啓さんが監督とは、驚きでした!
優勝したらセンターで歌わないといけないなんて設定、誰が考えたんでしょう?
AKB48の影響、大ですね。
スペシャルウィーク デビュー戦勝利!!!の後の、「天を仰ぐ見事な棒立ち・・・」には、久しぶりにアニメで涙ぐむほど 爆笑してしまいました。
お陰で全話、しっかり観てしまいました。

「ゴールデンカムイ」
BS11 2018年4月9日(月)25:00
原作もそろそろ終盤を迎え、アニメ化するタイミングだったのでしょうが、12話で原作最終話分までまかなえるはずもなく、 第一部として、とりあえず終了してしまったのは少々残念でした。
しかし、アイヌの生活やしきたり、日露戦争後の時代背景を、そこそこ描いていたのには感心しました。
それにしても毎回アシリパさんの変顔に拘らなくても……。

「STEINS;GATE 0(シュタインズ・ゲート ゼロ)」
BS11 2018年4月13日(金)23:00
TVQ九州放送2018年4月11日(水)26:35
シリーズ構成は前作と同じ花田十輝
2015年7月の「シュタインズ・ゲート」の再放送では、異なる世界線を舞台にした続編、この「シュタインズ・ゲート ゼロ」へと 物語がつながるように第23話のラストを改変しているほどの力の入れよう。
前作を引きずっているので、初っぱなから暗い雰囲気が漂っていて、しかも前作同様、なかなか話が進みません。
しかし内容的にはよく練られていて、13話で終わらせずに、2期連続させてくれるところは、話が途切れずに 見続けたくなる出来映えで、感心しています。

「多田くんは恋をしない」
完全新作オリジナルTVアニメーション、だそうです。
ラルセンブルクから日本にやってきた美少女留学生、「テレサ・ワーグナ」の声をあてている「石見舞菜香」さんが、とても涼やかな美声で気に入りました。
ストーリー的にはお約束の連続みたいな感じですが、テンポも良く、しっかり作られており、 結局、全部最後まで録画までして観てしまいました。
ただ、最終話の「テレサ」がラルセンブルクの王姫の立場を超えて、多田くんの所にやってくるのは、ちょっとどうかとも。

「こみっくがーるず」
漫画家を目指す少女たちを描いた、芳文社「まんがタイムきららMAX」の4コマ漫画が原作。
テンポの良さと、登場人物の可愛らしさは、「ご注文はうさぎですか?」ほど強烈ではありませんが、掛け合い漫才的部分は通じるものがありましたし、学生漫画家ならではの難しさもちゃんと描いていて好感が持てました。

「ひそねとまそたん」
BSフジ2018年4月12日(木)24:00〜
「シン・ゴジラ」の樋口真嗣総監督、 岡田麿里さんのシリーズ構成。
アニメーション制作は「エウレカセブン」シリーズのボンズが担当。
個人的には、出来れば岡田麿里さんの原作で「荒ぶる季節の乙女どもよ。」 (講談社コミックス)をアニメ化 して欲しかった。
なんたって、「花咲くいろは」の「ホビロン」ではないが、SEXを「えすいばつ」と隠語化するセンスとか、 アニメ化するにはちょっと難しいかもしれないけれど、そこを岡田麿里さん自身の脚本で乗り切って欲しいものです。
さて、本アニメの内容ですが、絵柄はイマイチだし、内容的にもそれほど興味をそそるものではありません。
が、岡田麿里さんの脚本にかかると、不思議、不思議。
ワクワク感が出てくるのです。
「ハクメイとミコチ」的な安心感とはまた違うのですが、 どこか、話の勢いとか、「リトルウィッチアカデミア」を思わせるところがあります。
しかし、数ヶ月後に突然、ひそねとまそたんが小此木榛人の前に現れるのはどうでしょう?
その非現実的な流れは、私には承服出来ませんでした。
むしろ、ヤクルト売りおばあさん、「ジョアお婆さん」役で登場した74年前のDパイの貞さんが、かつての楔女で親友だった八重の 後を追って、若い者に代わって自ら生け贄になるのでは、と想像していたのですが……。

「ヲタクに恋は難しい」
フジテレビ2018年4月12日(木)24:55
テレビ西日本2018年4月12日(木)25:55
Wikipediaの言葉を借りると、「隠れ腐女子と重度のゲームオタクの男性というオタク同士の不器用な恋愛模様」を描いているとのこと。
腐女子がメインキャラになる時代なのかも知れませんが、桃瀬成海の先輩の小柳花子にしても、登場キャラがイマイチで、まだ、 同じ<ノイタミナ>枠の「恋は雨あがりのように」のような、人間味の濃い路線の方が良かった気がします。
ハッキリ言って、面白くなかった。
もっと、実験的なアニメ、やって欲しいものです。

「あまんちゅ!〜あどばんす〜」
BS11 2018年4月10日(火)24:30
う〜ん、あの「ARIA」の第3期『ARIA The ORIGINATION』の第9話「その オレンジの風につつまれて…」のアリスちゃんの大活躍を観 た者としては、もっとのようなキャラクターを活かす話が創れたら、単なるダイビングのお話で終わらずに済んだのに、と 残念でなりません。
もっとも作者側(原作者?)もわかっていて、2話構成の不思議なお話も挟んでいましたが、「ARIA」の猫さん達のような 不気味さを伴った不思議なストーリーとまではならなかったようです。

「魔法少女 俺」
AT-X 2018年4月2日(月)22:00
TOKYO MX2018年4月2日(月)25:40
これ、けっこう面白い部分があるのは認めますが、美しくない!
やっぱり魔法少女は、美しく、可愛らしくなくては!
と、なんだかんだ言いながら、全話観てしまっての感想でした。

「銀河英雄伝説 Die Neue These」
BS11 2018年4月7日(土)25:30
とにかく、お金のかかったアニメで、画像が実に美しい!
ただ、鈴村健一さん、頑張ってはいるのですが、富山敬のヤン・ウェンリーが耳に付いているせいで、 どうも入り込めない自分がいます。
声質が似ていると言う意味では鈴村さんは選択肢として上げられても良いかも知れませんが、声的に少しルーズな面が 魅力的な山寺宏一さんだったらどうなんだろう?
なんて思ってしまいました。
しかも途中でぶち切れ終了という感じで、Die Neue Theseを歌いながら、そこまでたどり着けていなかった今期の放送に、 ちょっと不満でなりませんでした。


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