コニサーは今から16年前の1985年にアメリカ人のピーター・マーレスが設計し、日本人とアメリカ人のハーフ、
ジョナサン・カー(スキャンテック)が、かつて2.0というフォノアンプを作り、しばし沈黙を守っていましたが、
一昨年3.0を発表。 昨年2000年に4.0を世に送り出し、その素晴らしい音と高度な配線技術で賞賛をあびた、日本で手作りをしてい る実に変わったメーカーです。 月産4台ということからも、どうしても高価にならざるを得ませんが、4.0は\1,600,000とかなり価格が下がり、 購入層が多い価格帯に入ってきました。 みずみずしく、鮮烈なそのサウンドが特徴ですが、E.A.Rなどと較べると、若干、残留ノイズ、特に聴感上のホワ イトノイズが若干多いのがタマにキズ。 SACDなど、今後S/Nの良いソースが増えてきた時、果たして今のS/Nのままで良いか、ちょっと心配です。 しかし、その浸透力のある、質感を正確に出そうと言うサウンドは、かつてのMarantz model7を彷彿とさせる ものがあります。それだけに、2002年3月頃までに出るという、S/Nを改善させたバージョンアップ版、4.1に 期待がかかります。 |