リンの創立者のアイバー・ティーフェンブルン氏は1972年、父親が経営するグラスゴーの精密機械部品製作所の一角で
ターンテーブルシステム、LP12の製造を始めました。33回転のみのシングルスピードですが、音の良さで評判となりました。
かのジャズ喫茶の雄、岩手県一関市のベイシー御用達のアナログプレーヤーとしても有名です。 その後、LP12の向こうを張って、CD12を出しましたが、それも製造中止となり、後継機の登場が期待されていました。 ところがLINNが出してきたのは、ディスクを出し入れする所はなく、デジタルデータをアナログ変換するKlimax DS。 これにはNASという、ネットワーク用ハードディスクが必要で、パソコンやHUBの設置等、パソコンの知識が無くては、 音を出すことすらままなりません。 しかし、この音を聴いてしまったら、CD12の上を行く解像度と色彩感、透明感に痺れること間違いなしです。 あのCD12を超えるのは、やはりLINNしかないのでしょうか? デジタル部やアナログ部もこの10年間で進歩したのか、それともDSならではなのか。ここまでやられたら、脱帽するしかありません。 |
Klimaxシリーズのプリアンプなどと同じ顔つきです。 |
背面です。LANポートがあるのが特徴。 |