■ LINN Klimax DS ■

リンの創立者のアイバー・ティーフェンブルン氏は1972年、父親が経営するグラスゴーの精密機械部品製作所の一角で ターンテーブルシステム、LP12の製造を始めました。33回転のみのシングルスピードですが、音の良さで評判となりました。 かのジャズ喫茶の雄、岩手県一関市のベイシー御用達のアナログプレーヤーとしても有名です。
その後、LP12の向こうを張って、CD12を出しましたが、それも製造中止となり、後継機の登場が期待されていました。
ところがLINNが出してきたのは、ディスクを出し入れする所はなく、デジタルデータをアナログ変換するKlimax DS。
これにはNASという、ネットワーク用ハードディスクが必要で、パソコンやHUBの設置等、パソコンの知識が無くては、 音を出すことすらままなりません。
しかし、この音を聴いてしまったら、CD12の上を行く解像度と色彩感、透明感に痺れること間違いなしです。
あのCD12を超えるのは、やはりLINNしかないのでしょうか?
デジタル部やアナログ部もこの10年間で進歩したのか、それともDSならではなのか。ここまでやられたら、脱帽するしかありません。


Klimaxシリーズのプリアンプなどと同じ顔つきです。

背面です。LANポートがあるのが特徴。


Last update Jan.18.2009