■ Marantz model 5 ■

Marantz最初のメインアンプ、Model 2の流れを組みながら、より広帯域を目指して作られたメインアンプです。
バイアス調整メーターなど、後のModel 8を思わせるものがあります。
Model 2以来、Marantzのメインアンプは出力管にMullardのEL34を使い、透明感とメリハリのある、 シャープで切れ味の鋭いサウンドが一貫して聴かれます。

Model 2では最新のCDなどのローエンドはちょっと厳しかったのですが、このModel 5では、まるで現代の最新鋭機器 でも聴いているかのように低域も伸び、高域もそれまでの機種では再生が難しい、美しいシンバルの余韻を聴くことが 出来ます。
さすがに中域のエネルギー感ではModel 2には及びませんが、パシーンと弾けた後のまとわりつく余韻の美しさやしな やかさと芯のある声質は、Model 2より上かも知れません。

「Marantz社 & Saul B.Marantz氏」について詳しくお知りになりたい場合は、
Marantzをご覧下さい。


こんな感じで、2台並べて使用します。

model 8でもおなじみの、バイアス調整メーターがすでに付いています。 出力管はMarantzは一貫して、6CA7(EL34)です。 入力段は6CG7、段間は6BH6です。

底はこんな感じです。

後ろの上から見ると、こういう感じで、トランスを収納している部分が半分近く占めていることがわかります。

逆さまにしてみました。シリアルナンバーが記されていますが、フラッシュで飛んでしまいました(^^;
ちなみにヒューズはボックスごと、交換しています。

内部です。中にもシリアルナンバーが書かれています。さらに拡大してご覧になりたい場合は、 こちらをクリックして下さい。


Last update Jun.3.2001