ユニゾンリサーチ社は1988年、イタリアのヴィツェンツァにアンプの設計担当のアルベルト・アンブロシノと
パドバ大学医学部を卒業し、人間工学的なデザインおよび営業担当のジョヴァンニ・マリア・サチェッティ
により設立された真空管アンプメーカーです。 当初は845を使った巨大真空管プリメインアンプで一躍有名になりましたが、ベストセラーはEL34を使った、 SIMPLY TWO,SIMPLY FOURでした。 S6はこの流れをくむアンプで、3本のEL34を使用したパラレルプッシュプルアンプです。SIMPLY FOURでの 出力不足を補い、より大型なスピーカーを駆動出来る利点があります。音質もSIMPLY FOURに較べて明るく、 抜けが良くなっています。 しかしこのアンプを活かすには、真空管をMullardのEL34と12AU7に変更することです。 電源ケーブルも重要で、AETのSCRを使用すると、ワイドレンジでスピード感のある、ジャズからクラシック音楽 までオールラウンドに聴けるアンプになります。 現時点では我が家はメインのクラシック音楽用にはVIOLAが、ジャズ用にはMarantzのラインナップがあり、 S6はそれらのいずれかと比較試聴する時、あるいは非常用として稼働しています。 しかしどうかすると、Marantz model 9よりもワイドレンジで低域が出ますし、VIOLAよりも色気はあるし、 人によってはS6の方が良いというくらい、なかなか素晴らしい音を奏でます。 画像をクリックすると、大きく見ることが出来ます。 |
正面像です。とても綺麗なフロントです。 |
真空管保護用カバーを開けたところ。 |
斜め上から見たところ。 |
真上から見たところ。 |
背面です。プリメインアンプですから、入力端子も豊富です。 |