おそらく、現存するパワーアンプで、これくらスピーカーの駆動力のあるアンプは無いと
言っても良いでしょう。とにかく、JBLのDD66000のダブル・ウーファーを楽々と鳴らすの
ですから、驚きです。しかも、力でねじ伏せるようなこともなく、むしろスピーカの音質を
損ねることなく、繊細で、ここぞという時の瞬発力、しなり、陰影に富んだ色彩感……。
脱帽です。 一見、モノブロックが二台に見えるこのアンプ。実は左側が電源部、右側がパワー部と、 電源部がセパレートした造りになっています。 欠点は、ファンノイズ。ローレベルでの再生では、わずかにファンの回転音が気になります。 むしろ、Symphonyのように、放熱を良くして、自然放熱とし、ファンは使わない方が良いかと 思いますが、クラシック音楽ではピアニッシモではどうかな、と首をかしげることもありますが、 最初はホールの換気音かと思ったくらいで、ジャズなどではまったく気になりません。 これが受け入れられるかどうか、が問題でしょう。 Symphonyをモノラルアンプとして使う方法もあります。 専用のケーブルでLチャンネルとRチャンネルを繋ぐ方法で、確かにモノラルアンプとして 作動しますが、低域のコントロール力は、さすがにBravoには及びません。低域がだぶついて しまい、高域と低域の質感が違ってしまうので、泣く泣く、Bravoの購入となってしまいました。 画像をクリックすると、大きく見ることが出来ます。 |
電源部とアンプ部をつなぐ、ケーブルです。 |
一見、モノラルアンプかと思ってしまいます。 実は電源部セパレートアンプ。左側が電源部、右側がアンプです。 |
電源部の背面です。 |
アンプ部の背面です。 |