「古事記」が世に出て、2012年でちょうど1300年を迎えます。
しかし、未だ邪馬台国については記録や伝承は国内では発見されておらず、相も変わらず九州説、
畿内説の間で綱引きが行われています。
北部九州周防灘沿岸地区は、かつて「豊の国」と呼ばれ、文字通り豊かで倭国の中でも先進的な文化と技術を持ち、
卑弥呼や台与の出身地ではないかとも言われています。
邪馬台国の宮殿が英彦山(日子山)にあったという仮説に基づき、邪馬台国九州説と畿内説、応神天皇東征説、そして
邪馬台国が歴史の表舞台から消えた邪馬台国消滅の謎に迫る、古代史小説が完成、出版の運びとなりました。
一人でも多くの読者の方々が古代史に興味を持ち、また、邪馬台国論がますます活発になり、いつの日か、
邪馬台国が我々の目の前に真の姿を現すことを夢に見つつ、刊行の言葉とさせていただきます。
なお、本書は紀伊國屋書店、三省堂書店、ジュンク堂書店、丸善などの大型書店をはじめ、全国の書店や
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大和朝廷創成期の古代の息吹をどうぞお楽しみ下さい。