Marantz社 & Saul B.Marantz氏
|
年 |
記事 |
1951 |
Saul B.Marantz(ソウル・B・マランツ)氏が36通りにイコライジングを変えられるモノラル真空管プリアンプ、Audio Consoletteを製作。これが友人達、
特にスタジオエンジニアの間で評判となる。
|
1952 |
マランツ・カンパニーを設立。
|
1953 |
Marantz model 1(Audio Consoletteにテープモニター機能を搭載)発売。
|
1956 |
model 2:出力管 EL34。シドニー・スミス回路設計によるパワーアンプ発売。
|
1957 |
model 3:モノラル2ウェイタイプのクロスオーバー発売。
model 4:model 1 or 3 のパワーサプライを発売。
|
1958 |
model 5:マルチアンプ用に開発、高域の歪みを低減したパワーアンプ発売。
model 6:model 1用のステレオアダプタ発売。
model 7:12月に管球式ステレオコントロールアンプ発売。12AX7を6本使用、RIAA規格の他、オールド78、オールド・コロンビアLP規格イコライジングも搭載。
|
1960 |
model 8(A):電源部にシリコン整流器を使用。パワーサプライ付30W×2パワーアンプ発売。
model 9:管球式モノラルパワーアンプ。出力UL接続70W×2,3極管接続35W×2発売。
|
1961 |
model 8B:8Aのパワーサプライ部を省略、電源部を改良した35W×2パワーアンプ発売。
|
1963 |
model 10A & 10B:FMチューナー。IF回路が異なる。エンジニアはリチャード・セクエラ。
model 7T:初のソリッドステート・コントロールアンプ発売。
|
1967 |
Saul B.Marantz氏、マランツ・カンパニーをスーパースコープ社に譲渡。
|
1973 |
マランツ・カンパニー、米国内での製造を終了。当時スーパースコープ社が持ち株比率が50%だった日本の神奈川県相模原市に本拠を置くスタンダード工業株式会社
(※1)に製造ラインを移す。
|
1975 |
スタンダード工業株式会社が日本マランツ株式会社に社名変更。
|
1980 |
12月、米国スーパースコープ社がエヌ・ヴェー・フィリップス・グルーイランペンファブリーケン社(1994年5月フィリップス・エレクトロニクス・エヌ・ヴェーに社名変更)へ日本マランツ株を売却。以後、フィリップスの傘下に。
|
1997 |
Jan. 17,1997 Saul B.Marantz氏、永眠。享年85歳。He was also a classical guitarist(チェリストでもあります), photographer, graphics designer, and collector of Chinese and Japanese art. だそうです。
|
※1 |
スタンダード無線工業株式会社として1953年1月東京都世田谷区に設立。携帯ラジオ受信機の製造販売を開始。北辰興行株式会社として1946年5月10日設立、1961年10月に商号変更したスタンダード工業株式会社により、1962年2月吸収合併される。
|
※2 |
日本マランツは、東証二部上場(1962年9月上場)額面50円、2000年現在、日本国内従業員は400人、平均年齢38.1歳。他に香港などにも子会社があり、50カ国、1600人以上の人間が働いている。
|