2000年3月にまたまた引っ越しで、今度は実家のある、北九州市です。
ここでの難問は二つ。
その一つが、大型のG.R.F.Memoryを
置くことの出来る部屋が実家にはないということ。
そしてもう一つが、50Hzから60Hzに周波数が変わったため、それなりの対策を立てないと
EMT927が使えないということ。
結局、G.R.F.Memoryは宮崎の方に身請けされて行きました。
EMT927は現在の所、宝の持ち腐れ状態です。
そうなると、俄然、今までサブシステムだったソナス・ファーベルのアマトールが息を吹き返してきます。
かのマーク・レビンソンが興したRed Rose Musicのインターコネクトケーブル、
Red Rose Music Silver 1を得て、さらに
その輝きを増し、ますます
美少女ぶりが発揮されてきた様です。
一方、我が機材は、その幾つかを陸奥は一関市のジャズ喫茶、「ROYCE」に委ねることとなります。
Marantz model 7、
McIntosh C22,
MC240,
MC75×2……。
そしてオーディオ評論家の是枝氏の手による300Bプッシュプルアンプも、一関のオーディオファンを
喜ばせている様です。
また、Marantz model 8は
Yahooオークションで、HarbethのK6は山梨のとあるパン屋さんにそのまま
居着いてしまいました。C.R.ディベロップメンツ「REMUS」もオークションで売られて
行きましたし、C.R.ディベロップメンツ「ARTEMIS」は昨年末、山梨の須玉町郵便局長の
伊藤さん宅へ身請けされ、QUAD22& IIは本年5月、
ヴィンテージ・
オーディオショップに引き取られていきました。
大量にあったケーブルもYahooのオークションに売りに出され、整理されました。
現在手元に残っているのは、メインアンプのスペクトラルDMA 50と、
プリアンプのC.R.ディベロップメンツ
「Kaster Pro」。
そして、ちょっとわけアリのルートで
Marantz model7を
新たにもう一台入手しまして、代わりにそれまで持っていたプリアンプを、ROYCEにお譲りしました。
これだけものオーディオ機器を整理したわけは、新たに建築した職場と関係があります。
まぁ、お金もなかったですし……(笑)。
実はこの職場にオーディオルームを作っちゃおう、というわけなんです。
残念ながら、これだけのものを置いておくスペースと甲斐性はありませんので、現用の自宅で使用しているシステム
の他、職場の待合室用システム、BGM用システム、そしてオーディオルームに置く予定のメインシステムの、
合計4システムとなる予定です。
待合室には「BOSE 111TR & 101」でBGMを流し、営業時間以外のお客さんが来た時には、
山本音響工芸社のエンクロージャー、BX280に
アルテック
604-8Kを入れたシステムで鳴らす、
というところまでは何とか辿り着くことが出来ました。
そして、本命のタンノイ「
オートグラフ・ミレニアム」の登場!
しかし、すんなり登場したわけではなく、当初はパラゴンの予定だったのですが、ヴィンテージ・オーディオショップにお預けしていて、
それを引き取る際、事故にあって(本当かな?)フイにしてしまったのです。で、その代わりにジャズ用にと
アルテック
604-8K入り
山本音響工芸社エンクロージャーを求めたのですが、
これがなかなか素晴らしく、パラゴンのオーナーがこの音を聴いて、「ウチのパラゴンよりもスピード感が凄い!
音に厚みがあってが前に出てくる。
う〜ん、参ったなぁ」と仰ったので、こちらを残し、パラゴンの代わりにクラシック用に、やはりタンノイを入れようと思い立ったのです。
ちょうどその頃、まるで私を待っていたかの様に
オートグラフ・ミレニアムが
発売になり、思わず電話一本、入れてしまったというのが実状。
2001年6月28日木曜日に、ついにオートグラフ・ミレニアムが
やってきたのですが、最初はパラゴンの予定だったので、設計がちょっと違って、コーナーにうまく設置出来ず、
残念でなりません。
とは言うものの、今までに20軒以上の「オートグラフ」使いのお宅にお邪魔し、ノウハウをしっかり蓄積。オートグラフに合わせた家は後に建てる
として、どの様に組み合わせていったら自分好みの音になるかは、十分把握済み。で、組み合わせるアンプは、プリが
CONNOISSEUR(コニサー) 4.0、
メインがMarantz model 5という組み合わせ。
コニサー 4.0はMarantz model 1を上回る浸透力と質感の正確さに脱帽です。S/NがEARなどのスタジオ用のレヴェルあれば、本当に言うことがないの
ですが……。
ちなみに5月から7月までは、Red Rose Musicのプリメインアンプ、Model5を使用していました。これも素晴らしいアンプでしたが、
我が家にはレビンソンの色香よりも、質感の正しさと、浸透力のあるサウンドが必要であることに気付き、コニサーの導入と相成ったわけです。
メインアンプは以前使っていたものですが、今、新たに2〜3、物色している最中です。
CDはLINN CD 12。
気品ある音で、かつ中低域にかけても桁違いの解像度を誇り、ステージに演奏者がビシッと並んでくれる
CD 12です。
STUDER A730の情報量の多さ、音のフレッシュさと厚みを前面に出してくる音とはまた違って、非常に洗練された美しさを感じます。
それでは、以下、ラインナップをお示しいたします。
一番下段の「職場のオーディオシステムを見る」をクリックすると、職場で使用しているBOSE、山本音響工藝社のエンクロージャーに入った
アルテック604-8Kを見れる画面に行くことが出来ます。
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